澄む/澄みきる/冴える/澄み渡る の解説 - 小学館 類語例解辞典

澄む/澄みきる/冴える/澄み渡る の共通する意味

濁りや曇りなどがなくなり、きれいになる。

英語表現 to clear (up)

国語辞書で調べる 澄む 澄みきる 冴える 澄み渡る

澄む/澄みきる/冴える/澄み渡る の使い方

澄む 【マ五】
▽池の水が澄む ▽澄んだ声 ▽澄んだ瞳(ひとみ) ▽澄んだ心
澄みきる 【ラ五】
▽澄みきった空 ▽澄みきった声 ▽澄みきった瞳 ▽澄みきった心
冴える 【ア下一】
▽冴えた鐘の音(ね) ▽冴えた夏の空 ▽月が冴える
澄み渡る 【ラ五】
▽澄み渡った秋の空 ▽湖がどこまでも澄み渡っている

澄む/澄みきる/冴える/澄み渡る の使い分け

「澄みきる」は、「澄む」を強めた語で、完全に、という意が加わる。「澄む」「澄みきる」とも、心に邪念がなくなる意でも用いられる。
「冴える」は、空気、光、音、色などに対して用い、水などの液体には使わない。
「澄み渡る」は、広い領域について、一面に濁りや曇りがなくなる意。
「冴える」は、「頭が冴える」「技(わざ)が冴える」のように、思考力や技術が滞りなく発揮される意でも用いる。

澄む/澄みきる/冴える/澄み渡る の反対語

▼澄む⇔濁る・曇る

澄む/澄みきる/冴える/澄み渡る の関連語

清澄 【形動】
澄みきってきれいなさま。文章語。「清澄な朝を迎える」「清澄な空気」

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#物の動き#変化・変質