[名・形動]

  1. よくない事が起きたり起こしたりしそうな危険な感じがすること。また、そのさま。「—な世の中」「—な連中」

  1. ざわざわとして落ち着かないこと。また、そのさま。

    1. 「京中—の由承る間」〈古活字本保元・上〉

  1. 落ち着きがなく、そそっかしいこと。また、そのさま。

    1. 「—なる僧にて」〈沙石集・八〉

[補説]「ぶっそう」が「ものさはがし」に「物騒」と当てて音読した和製漢語であるとする説もあるが、保元物語・沙石集とも「物忩」を当てているところからみて疑わしい。また、歴史的仮名遣いも「物忩」ならば「そう」である。

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。