辺りを払う
1 他の者を近くに寄せつけない。「—・って密談する」 2 そばに寄りつけないほど堂々としている。また、威勢がある。「—・う威容」
当たりを付ける
見当を付ける。「—・てから取り組む」
当たりを取る
1 興業・商売などで、企画したことが好評を得て成功する。「人情喜劇で—・る」 2 およその見当をつける。「お熊が亭主といふことは、—・って置いたのだ」〈伎・灯籠菊桐〉
あたりあい【当たり合ひ】
ちょうどその場にあること。ありあわせ。ありあい。「—の枕引き寄せ、大いびきして」〈浮・俗つれづれ・一〉
あたりあたり【辺り辺り】
そのあたり、このあたり。ここかしこ。「ものはかなげなる小柴垣を大垣にて、板屋ども、—いとかりそめなり」〈源・賢木〉
あたりぎ【当(た)り木】
「擂 (す) り粉木 (こぎ) 」の忌み詞。「すり」を嫌っていう。
あたりきょうげん【当(た)り狂言】
評判がよく、客の入りのよい芝居狂言。
あたりきんじょ【辺り近所】
そこに近い所。辺り近辺。「—の嫌われ者」
あたりくじ【当(た)り籤】
1 くじ引きなどで、当たったくじ。 2 くじ引きで、大物景品が当たる特定のくじ。
あたりげい【当(た)り芸】
その俳優が演じると、いつも好評を博する芸。