合わせ物は離れ物
合わせて一つにした物は、いつかまた離れるときがある。夫婦別れなどにいう。
あわせいと【合(わ)せ糸】
2本以上の糸を縒 (よ) り合わせて、1本の縒り糸にしたもの。裁縫に用いる。
あわせかがみ【合(わ)せ鏡】
1 髪・襟などの後ろ姿を見るために、前に立てた鏡に映るように、後ろからもう1枚の鏡で映して見ること。また、その鏡。共鏡 (ともかがみ) 。 2 相手に調子を合わせること。おせじ。「きつい—とは思へども、だまされて咲く室の梅さ」〈洒・四十八手〉
あわせガラス【合(わ)せガラス】
2枚の板ガラスの間に、透明な合成樹脂の膜を挟んで接着したもの。割れても破片が飛び散らない安全ガラスの一種。樹脂ガラス。
あわせぐすり【合(わ)せ薬】
種々の薬を調合した薬。
あわせぐちかめかん【合(わ)せ口甕棺】
弥生時代に九州北部で用いられた棺。2個の甕の口を合わせてつなげたもので、中に被葬者を入れて埋葬した。
あわせごう【合(わ)せ香】
「合わせ薫 (た) き物」に同じ。
あわせジュバン【袷ジュバン】
裏地のついたジュバン。袷ジバン。
あわせじょうゆ【合(わ)せ醤油】
かつお節の煮出し汁をまぜ合わせた醤油。てんぷらのつけ汁、おひたしなどに用いる。
あわせず【合(わ)せ酢】
酢に他の調味料や香辛料を加えて作った調合酢。甘酢・二杯酢・三杯酢など。