痛い所を衝く
弱点を指摘して攻めたてる。 [補説]「痛い所をつつく」とするのは誤り。
痛いの痛いの飛んでいけ
痛がっている幼児をなだめすかすために唱えるまじないの言葉。多く「ちちんぷいぷい」のあとに続けて言う。
痛い目に合う
痛みや苦しみを味わう。ひどい経験をする。ひどい目に合う。痛い目を見る。「歯の治療で—・うのはもうこりごりだ」「期待が大き過ぎると—・うぞ」
痛くも痒くもない
少しも苦痛を感じない。まったく影響がない。痛痒 (つうよう) を感じない。「何と言われようと—・い」
痛くもない腹を探られる
《腹痛でもないのに痛い所はどこかと探りまわされる意から》何のやましいこともしていないのに、疑いをかけられる。
痛し痒し
《かけば痛いし、かかないとかゆい意から》二つの方法のどちらをとってもぐあいが悪く、どうしたらよいか迷う。また、ぐあいのよい面もあれば悪い面もあって、困る。
いたいがな【異体仮名】
現在の標準的な字体とは異なる字体の片仮名や平仮名。平仮名はふつう変体仮名という。
いたいじ【異体字】
標準の字体とは異なるが、意味・発音が同じで、通用する漢字。「煙」に対する「烟」、「群」に対する「羣」など。また、広く異体仮名を含めていう場合もある。異体文字。
いたいどうしん【異体同心】
身体は別々であるが、心は同一であること。夫婦仲のよいことなどにいう。
いたいもじ【異体文字】
⇒異体字