おかめいんこ【阿亀鸚哥】
オウム科の鳥。全長32センチくらいで全体に灰色。冠羽があり、ほおに黄赤色の斑紋がある。オーストラリアの草地にすみ、飼い鳥にされる。
おかめこおろぎ【阿亀蟋蟀】
コオロギ類の一群。日本にはハラオカメコオロギ・タンボオカメコオロギなど数種おり、いずれも雄の顔は扁平な楕円形で、おかめの面を思わせる。乾燥地にすみ、リリリリと鳴く。《季 秋》
おかめざさ【阿亀笹】
ササの一種。高さ1、2メートル。節から短い枝が5本出て、長楕円形の葉をつける。東京浅草の酉 (とり) の市で、これにおかめの面をつるして売ったのでいう。植え込みや垣根に用いる。豊後 (ぶんご) 笹。五枚笹。神楽 (かぐら) 笹。
おかめそば【阿亀蕎麦】
かまぼこ・しいたけ・青菜などの具を入れたかけそば。具の並べ方がおかめ(阿多福)の面に似るところからの名という。
おかめはちもく【傍目八目/岡目八目】
《他人の囲碁をそばで見ていると、対局者よりも冷静に手が読める意から》第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できるということ。 [補説]「対局者よりも8手先まで見通せる」とする解釈が広く行われているが、目 (もく) は手数を数える語ではなく、地 (じ) (石で囲んで自分のものとした部分)を数える語であるところから、「観戦者は8目分、得をする手を思いつく」の意とする説もある。
おかめうどん【阿亀饂飩】
かまぼこ・しいたけ・青菜などの具を入れたかけうどん。具の並べ方がおかめ(阿多福)の面に似るところからの名という。