きしょうちゅういほう【気象注意報】
災害が起こるおそれがある気象状態のときに、気象台が発表する注意報。大雨・洪水・大雪・強風・風雪・波浪・高潮・濃霧・雷・乾燥・なだれ・着氷・着雪・融雪・霜・低温の16種類がある。→気象警報
きしょうちょう【気象庁】
国土交通省の外局の一。全国の気象・地震・火山などを観測して、その資料を収集・配布し、天気予報・気象警報を発表するなど、気象関係業務を担当する。昭和31年(1956)に中央気象台を昇格・改組したもの。
きしょうちょう【気象潮】
気象の影響によって潮位が変動する現象。台風襲来時の高潮など。
きしょうつうほう【気象通報】
気象庁・管区気象台から気象観測の解析結果・予報・警報などを一般の人や特定の機関・団体などに知らせること。ラジオ・無線電信などを通じて行うほか、鉄道・電力などの関係機関には直接通報する。
きしょうつぎ【起請継ぎ】
紙を貼り継ぐとき、第一紙の左端の表と第二紙の右端の裏が糊代 (のりしろ) となる、普通とは逆の貼り継ぎ方。起請文で、前書きの白紙に牛王 (ごおう) 宝印を押した誓詞を貼り継ぐとき、牛王宝印を尊んで上にしたことから。
きしょうどうぶつ【希少動物/稀少動物】
生息数が非常に少なく、絶滅の心配のある野生動物。日本では、イヌワシ・ノグチゲラ・ツシマヤマネコなど。
きしょうはくしょ【気象白書】
気象庁が毎年発表する報告書「気象業務はいま」の通称。気象庁の業務についての紹介と、最近の気象災害や地震・火山活動などの状況についてまとめられている。
きしょうびょう【気象病】
気象の変化に深いかかわりのある病気や症状。寒波期に脳出血、低気圧のときに神経痛・リウマチ、季節の変わり目に気管支喘息 (ぜんそく) の発作が起きやすいことが知られている。気候病。
きしょうもん【起請文】
1 神仏への誓いを記した文書。誓いの内容を記した前書 (まえがき) の部分と、違背した場合に神仏の罰をこうむることを記して神名を列記した神文 (しんもん) の部分とからなる。平安末期からあり、南北朝時代以後盛んになった。熊野神社などの牛王 (ごおう) 宝印の守り札の裏を利用することが多い。誓文。誓紙。起請。起請誓紙。 2 江戸時代、男女間の愛情の変わらないことを互いに誓い合って書いた文書。遊女が客に誠意を示す手くだとして用いた。起請。起請誓紙。
きしょうようそ【気象要素】
ある場所のある時刻での天気の特性を表す要素。気温・気圧・風向・風速・湿度・雲量・雲形・降水量など。