気味がいい
好ましく思っていない人が災難にあったり失敗したりして愉快である。いい気味だ。
気味が悪い
なんとなく恐ろしい。なんとなく気持ちが悪い。気味悪い。
君君たらずといえども臣臣たらざるべからず
《「古文孝経」序から》主君に徳がなく主君としての道を尽くさなくても、臣下は臣下としての道を守って忠節を尽くさなければならない。
君君たり臣臣たり
《「論語」顔淵から》主君は主君の道を尽くし、臣下は臣下の道を尽くすこと。
君辱めらるれば臣死す
《「国語」越語から》主君がはずかしめを受けるようなことがあれば、その臣たるものは命を投げ出して主君の恥をそそがなければならない。
君は舟臣は水
《「荀子」王制から》主君と臣下とは舟と水のような関係で、主君は臣下によってその位置を保ったり、また、くつがえされたりする。
きみあい【気味合(い)】
[名・形動] 1 気分。趣。また、気分のいいさま。趣のあるさま。「少し手持無沙汰の—で」〈木下尚江・良人の自白〉 「わが身と俺が立ち合ひとは、はて—なことぢゃの」〈浄・千両幟〉 2 相手に特別の関心をもつこと。特に、歌舞伎の演技で、互いに相手の心中を探るように顔を見合わせることなどをいう。「—の見得 (みえ) 」 3 異性に特別の関心をもつこと。恋愛。また、その相手の異性。「てめえがここにゐては、お半と—の邪魔になる」〈伎・独道中五十三駅〉
きみあいのおもいいれ【気味合(い)の思い入れ】
歌舞伎の演技の一。相手の心を推量しながら、自分の気持ちをしぐさや表情で表すこと。