こうきょふのう【抗拒不能】
心神喪失ではなく、身体的または心理的に抵抗することが著しく困難な状態。例えば、手足を縛られている、酩酊している、高度の恐怖・驚愕 (きょうがく) ・錯誤に陥っているため、意思決定の自由を奪われている状態をいう。
こうきょがいえん【皇居外苑】
1 皇居の周囲に位置する公園。旧皇室苑地の一部を一般に開放した国民公園の一つ。皇居前広場を中心とする「皇居外苑地区」、皇居の北側に位置する「北の丸地区」(北の丸公園)、12の濠 (ほり) が皇居を取り巻く「皇居外周地区」に大別される。総面積約115ヘクタール。 2 1のうち、皇居正門の外側に広がる、皇居前広場を中心とする区域。
こうきょがいしゅうちく【皇居外周地区】
皇居外苑を構成する地区の一つ。皇居の周囲を取り囲む12の濠 (ほり) から成り、桜の名所として知られる千鳥ヶ淵や、三宅坂からの景観が雄大な桜田濠などがある。
こうきょひがしぎょえん【皇居東御苑】
皇居の東側の一角にある庭園。旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を皇居付属の庭園として整備したもので、昭和43年(1968)から一般に公開されている。天守台、桃華楽堂、三の丸尚蔵館、宮内庁楽部・書陵部の庁舎などがある。
こうきょまえひろば【皇居前広場】
皇居正門の外側に位置する広場。皇居外苑の中心をなす区域で、クロマツが点在する芝生地と玉砂利を敷き詰めた広場から成る。江戸城のたたずまいを残す城門・濠 (ほり) や皇居の森と調和し、独特な景観を創出している。 [補説]江戸時代は幕府重臣の屋敷が並び、明治以降、皇居前の広場として整備された。昭和初期に現在の姿となった。昭和27年(1952)のメーデー事件以後、原則として国家的行事以外の集会・催事は規制されている。