子は鎹
子供への愛情から夫婦の仲がなごやかになり、縁がつなぎ保たれることのたとえ。
子は三界の首枷
親は子を思う心に引かれて、終生自由を束縛されることのたとえ。
子養わんと欲すれど親待たず
《「韓詩外伝」九から》子が成長して親に孝養を尽くそうと思うころには親はすでにこの世にない。風樹の嘆。
子故の闇
親が子を思うあまりに、思慮・分別がつかなくなることのたとえ。
子を棄つる藪はあれど身を棄つる藪はなし
困窮して子を捨てることはあっても、自分の身を捨て去ることはできない。
子を見ること親に如かず
親は、自分の子の性質や能力をいちばんよく知っている。子を知ること父に如かず。
子を持って知る親の恩
自分が子供を養育してみて、初めて親のありがたさが身にしみてわかる。
粉になる
からだを酷使して、疲れ切る。「浮世の用にせめられて、—・りさうだわな」〈洒・二筋道〉
粉を吹く
白い粉状のものが表面に吹き出たように付着する。「干し柿が—・く」
此はそも
《「こは」を強めた言い方》これは一体。これはまた。「—何としたことだ」