ごとうするめ【五島鯣】
長崎県五島地方から産出する上等のするめ。
ごとうせいたろう【五島清太郎】
[1867〜1935]動物学者。山口の生まれ。東京帝大教授。クラゲ・ヒトデや寄生虫の研究で知られる。日本の寄生虫学の創始者の一人。大正2年(1913)学士院賞受賞。著「外部寄生性吸虫類の研究」「実験動物学」。
ごとうちゅうがい【後藤宙外】
[1867〜1938]小説家・評論家。秋田の生まれ。本名、寅之助。「新小説」を編集し、反自然主義の立場に立つ。小説「ありのすさび」「闇のうつつ」、回想録「明治文壇回顧録」など。
ごとうてん【後藤点】
漢文訓読法の一。江戸中期、高松藩の儒者後藤芝山 (しざん) のつけた四書五経の訓点。広く世に行われた。
ごとうとうしろう【後藤藤四郎】
短刀の名作。京都の刀工、粟田口 (あわたぐち) 藤四郎吉光の作。金座の後藤光次 (みつつぐ) が所持したところからの名称で、現在は尾張の徳川家蔵。国宝。
ごとうぼり【後藤彫】
⇒後藤家彫
ごとうまたべえ【後藤又兵衛】
[?〜1615]安土桃山・江戸初期の武将。播磨 (はりま) の人。名は基次。黒田孝高・長政に仕え、豊臣秀吉の九州出兵、文禄の役・慶長の役、関ヶ原の戦いに功をあげたが、のち、長政に疎んぜられて黒田家を退去。諸国流浪ののち豊臣秀頼に招かれて大坂城に入り、大坂夏の陣で戦死。
ごとうみつつぐ【後藤光次】
[1571〜1625]江戸初期の幕府金改め役。本姓は橋本。通称、庄三郎。彫金師後藤徳乗の弟子。徳川家康に仕え、金座を統轄し、金貨の製造や地金・金貨の鑑定などに当たった。
ごとうめいせい【後藤明生】
[1932〜1999]小説家。朝鮮の生まれ。本名、明正 (あきまさ) 。出版社勤務のかたわら作品を発表。「内向の世代」の作家の一人。「首塚の上のアドバルーン」で芸術選奨受賞。他に「夢かたり」「吉野大夫」「壁の中」など。
ごとうもの【後藤物】
⇒後藤家彫