ごりょうえ【御霊会】
平安時代以降、疫神や死者の怨霊 (おんりょう) などを鎮めなだめるために行う祭り。祇園 (ぎおん) 御霊会もその一つ。みたまえ。→御霊祭
ごりょうしゃ【御料車】
皇室の使用する乗用車。
ごりょうしょ【御料所】
1 皇室の所有地。禁裏御領。 2 室町幕府や諸大名の直轄領。御領。天領。
ごりょうじん【御霊神】
人が恨みを残したまま死んだとき、死後人々にたたるとされた怨霊 (おんりょう) 。
ごりょうじんじゃ【御霊神社】
御霊神を鎮めるために祭った神社。各地にあるが、中でも京都市上京区の上御霊神社、中京区の下御霊神社は有名。
ごりょうち【御料地】
皇室の所有地。
ごりょうづか【御霊塚】
死者のたたりを恐れて、その霊を祭った塚。
ごりょうにん【御寮人】
1 中流町家の娘または若い妻。主として上方で用いられる。ごりょうにんさん。ごりょうはん。ごりょんさん。「ああ、—さん、お出でやす」〈上司・鱧の皮〉 2 貴人の子息・息女をいう尊敬語。室町時代以降、特に息女の意に用いる。また、人名に付いて接尾語的にも用いる。御寮。「米市—は承り及うだ美人で御座るに依って」〈虎寛狂・米市〉
ごりょうまつり【御霊祭】
京都市上京区の上御霊神社、中京区の下御霊神社の祭礼。5月1日から18日まで。祭神は崇道天皇などの怨霊神で、その神霊を鎮めるために行う。《季 夏》→御霊会 (え)
ごりょうりん【御料林】
明治憲法下で、皇室所有の森林。現在では、すべて国有財産。