さかいただつぐ【酒井忠次】
[1527〜1596]安土桃山時代の武将。徳川家康に仕え、姉川・三方ヶ原・長篠などの多くの戦に軍功あり、徳川四天王の一人に数えられた。
さかいただよ【酒井忠世】
[1572〜1636]江戸初期の幕臣。老中・大老。上野厩橋 (うまやばし) 城主。2代将軍秀忠から3代家光の前半にかけて幕政の中心として活躍。
さかいだんつう【堺段通】
江戸末期、堺付近で産した段通。糸物商藤本荘左衛門が中国の段通をまねて始めた。
さかいでんじゅ【堺伝授】
古今伝授の流派の一。室町時代、宗祇 (そうぎ) が堺に在住の牡丹花肖柏 (ぼたんかしょうはく) に伝え、さらにその門弟に伝えた。
さかいぶぎょう【堺奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。堺の市政・訴訟を担当し、港湾・船舶の事務を処理した。
さかいぶね【堺船】
江戸時代、長崎へ輸入された唐物を上方へ運送した堺の船。
さかいほういつ【酒井抱一】
[1761〜1829]江戸後期の画家。江戸の人。名は忠因 (ただなお) 。通称栄八。別号、鶯村 (おうそん) 。姫路城主酒井忠以 (さかいただざね) の弟。尾形光琳 (おがたこうりん) に傾倒。琳派の画風に繊細な叙情性を加味し、同派の最後を飾った。俳諧・和歌・書などにも長じた。作「夏秋草図屏風」。
さかいめ【境目】
境となる所。相接する所。分かれ目。「人道と車道の—」「及落の—にいる」
さかいもめ【境揉め】
「境争い」に同じ。
さかいりゅう【堺流】
1 茶道の流派の一。堺の茶匠武野紹鴎 (たけのじょうおう) を開祖とし、室町末期に成立。紹鴎流。 2 和様書道の流派の一。堺に居を構えた牡丹花肖柏 (ぼたんかしょうはく) が創始。