しょうぶきり【菖蒲切り】
昔、端午の節句に、男の子が印地 (いんじ) 打ちをしたあとで、菖蒲刀で切り合った遊び。
しょうぶくわがた【菖蒲鍬形】
兜 (かぶと) の鍬形で、上端がショウブの葉のように鋭くとがったもの。
しょうぶごと【勝負事】
勝ち負けを争う行為。特に、かけごと、ばくちをいう。
しょうぶざけ【菖蒲酒】
「あやめざけ」に同じ。《季 夏》「くちつけてすみわたりけり—/蛇笏」
しょうぶし【勝負師】
1 ばくちうち。また、棋士など勝ち負けを競うことを職とする人。 2 失敗する危険のある物事でも、大胆に行える人。「天性の—」
しょうぶずく【勝負尽く】
勝ち負けによって、決着をつけること。「人と人との—、命を捨てば易かりなんと」〈浄・兜軍記〉
しょうぶだま【勝負球】
野球で、投手が打者との勝負を決するために投げる球。通常は、最も得意とする球。転じて、最も得意とする技などのたとえ。
しょうぶづくり【菖蒲造(り)】
日本刀の造り込みの一。刀身がショウブの葉の形に似たもの。鎬 (しのぎ) は高く、横手はない。
しょうぶづつみ【菖蒲包み】
端午の節句に、ショウブを包むのに用いた熨斗 (のし) 形の折り紙。
しょうぶて【勝負手】
囲碁・将棋で、勝ち負けをその一手にかけた大事な着手。「—に出る」