身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり
《「孝経」から》人の身体はすべて父母から恵まれたものであるから、傷つけないようにするのが孝行の始めである。
進退維谷まる
《「詩経」大雅・桑柔から》前に進むことも後ろへ退くこともできなくなる。どうすることもできない状態に陥る。苦境に立つ。
しんたいうかがい【進退伺(い)】
職務上過失があったとき、本人が責任を負って身の去就について上司の処置を仰ぐこと。また、そのために差し出す文書。
しんたいけい【身体刑】
犯罪者の身体に苦痛や侵害を与える刑。入れ墨刑・笞刑 (ちけい) など。懲役・禁錮などは身体刑ではないが、俗にこれらも含めていうことがある。体刑。
しんたいけん【身体権】
人格権の一。不法に身体に侵害を加えられることのない権利。
しんたいげんご【身体言語】
⇒ボディーランゲージ
しんたいけんさ【身体検査】
1 身体の発育状態や病気の有無を検査すること。 2 服装や所持品などを検査すること。 3 (比喩的に)閣僚、政府関係機関の長などの要職候補について、就任後批判の種になるような交友関係、金銭関係などの問題がないか調べること。身辺調査。
しんたいし【新体詩】
明治後期に口語自由詩が現れる以前の文語定型詩。多く七五調で、明治15年(1882)外山正一らの「新体詩抄」に始まり、北村透谷・島崎藤村・土井晩翠 (どいばんすい) などの作によって発展、やがて近代詩の確立とともに単に「詩」と呼ばれるようになった。
しんたいしょうがいしゃ【身体障害者】
身体の機能に障害がある者。視覚障害・聴覚障害・肢体不自由などのある者。身障者。
しんたいしょうがいしゃてちょう【身体障害者手帳】
身体障害者福祉法に基づいて認定された身体障害者に都道府県知事が交付する手帳。障害の内容や等級が記される。これを呈示することで、車椅子・義肢といった福祉機器の交付、医療費の助成、交通機関利用料の減額などの各種福祉サービスが受けられる。