じゆうさいりょう【自由裁量】
法の拘束に対して一定の範囲内で行政庁の自由な判断や行為が許されること。
じゆうざんまい【自由三昧】
[名・形動ナリ]勝手気ままにすること。自分の気の向くままに自由に振る舞うこと。また、そのさま。自由勝手。「自由ざんめえに取り替へ引っ替へ買ひ立てるし」〈滑・浮世風呂・三〉
じゆうし【自由市】
⇒自由都市
じゆうし【自由詩】
伝統的な詩の韻律・形式にとらわれず、自由な内容や形式で作る詩。ホイットマンの詩集「草の葉」がその先駆的な作品とされる。日本では、川路柳虹 (かわじりゅうこう) の口語自由詩に始まる。→定型詩
じゆうじざい【自由自在】
[形動][文][ナリ]思いのままにするさま。思いのままにできるさま。「—にスキーを操る」
じゆうしじょう【自由市場】
自由な意志・行動から生じる経済活動上の利点を主張する自由主義の思想に基づく経済活動および市場。すべての取引・売買がそれを望む者の意志・自発性によって行われるとする。政府や権力の介入を排除または最小限にとどめ、個人の自由な経済活動によって取引が行われる市場では、需要と供給の調整が最も効率よく行われ、利益を最大化するとされる。この利益には、個人的な利益だけではなく、国家経済や社会福祉上の利益なども含まれる。フリーマーケット。
じゆうしそう【自由思想】
自由主義の思想。
じゆうしそうか【自由思想家】
1 教会や聖書の権威にとらわれず、理性的見地から神を考察した17、8世紀のヨーロッパの理神論者たち。コリンズの「自由思想論」から、この名称が有名になった。 2 一般に、権威や教条に拘束されず自由に考える思想家。
じゆうしゅぎ【自由主義】
個人の権利や自由を基本とし、社会のあらゆる領域における個人の自由な活動を重んずる思想的立場。ロック・ルソー・アダム=スミスらがその代表。17、18世紀の市民革命の成立と、資本主義の興隆とともに発達。本来は国家の規制・干渉を最小限にとどめる自由放任主義の立場を唱えたが、20世紀以降は大資本に対する労働者や消費者の社会的自由を重視し、富の再配分を是認する思想も包含する。リベラリズム。
じゆうしょくぎょう【自由職業】
⇒自由業