はらたかし【原敬】
[1856〜1921]政治家。岩手の生まれ。外務省退官後、大阪毎日新聞社社長に就任。立憲政友会創立に参画し、逓相・内相を歴任後、総裁に就任。大正7年(1918)平民宰相として初の政党内閣を組織し、交通の整備、教育の拡張など積極政策を行った。東京駅頭で刺殺された。
はらたみき【原民喜】
[1905〜1951]詩人・小説家。広島の生まれ。詩・短編小説を「三田文学」に発表。原爆体験を基にした小説「夏の花」が代表作。
はらたんざん【原坦山】
[1819〜1892]幕末・明治期の禅僧・仏教学者。陸奥 (むつ) の人。幼名、良作。諱 (いみな) は覚仙。号、鶴巣。昌平黌 (しょうへいこう) に学び、また医学も修めた。東大印度哲学科の最初の講師。のち曹洞宗大学林総監。
はらマルチノ【原マルチノ】
[1568?〜1629]安土桃山時代の天正遣欧使節の副使。肥前の人。マルチノは洗礼名で、本名は未詳。帰国後、通訳・出版に活躍。
はらりょう【原尞】
[1946〜2023]小説家。佐賀の生まれ。本名、孝。フリーのジャズピアニストを経て、ハードボイルド作家となる。チャンドラーに影響を受けた作風で巧みにストーリーを展開し、人気を集める。「私が殺した少女」で直木賞受賞。他に「天使たちの探偵」「さらば長き眠り」「そして夜は甦 (よみがえ) る」など。
はらせつこ【原節子】
[1920〜2015]映画女優。神奈川の生まれ。本名、会田昌江 (まさえ) 。昭和10年(1935)「ためらふ勿 (なか) れ若人よ」でデビュー。以後、昭和37年(1962)「忠臣蔵、花の巻・雪の巻」を最後に引退するまで、日本を代表する女優として活躍した。主な出演作に「青い山脈」「晩春」「東京物語」など。
はらたつのり【原辰徳】
[1958〜 ]プロ野球選手・監督。福岡の生まれ。昭和56年(1981)、巨人に入団。主砲として活躍し、昭和58年(1983)には打点王のタイトルを獲得。引退後は巨人の監督として、チームを3度の日本一に導いた。第2回WBCでは、日本代表チーム「侍ジャパン」の監督としてチームを優勝に導いた。