ひがしのきょう【東の京】
平城京・平安京などで、中央の大通り朱雀大路より東方の地。左京。
ひがしのしゅう【東の衆】
室町幕府で将軍に拝謁するとき、東向きの縁から出仕した典薬頭・外記 (げき) ・官務など。ひがしのしゅ。→西の衆
ひがしのじん【東の陣】
《内裏の東にあったところから》宣陽門 (せんようもん) の異称。
ひがしのたい【東の対】
寝殿造りで、主殿の東方にある対の屋。ひんがしのたい。一の対。
ひがしパキスタン【東パキスタン】
バングラデシュが1971年に独立する以前に、東西に分かれていたパキスタンイスラム共和国の東地域であったときの称。
ひがしはんきゅう【東半球】
地球を零度および180度の子午線で二つの半球に分けた場合の、東側の半分。ユーラシア・アフリカ・オーストラリア各大陸がある。⇔西半球。
ひがしふさがり【東塞がり】
1 陰陽道 (おんようどう) で、東に向かって行動することが忌まれる状態にあること。 2 《運の開ける東がふさがっている意から》不運になること。貧乏になること。「払ひさへらちあかず、—になった者」〈浄・女腹切〉
ひがしフランクおうこく【東フランク王国】
フランク王国の東部を領有した王国。843年のベルダン条約によって成立したが、諸侯勢力が強く、911年、王朝の断絶によって消滅。現在のドイツの地理的母体となった。→西フランク王国
ひがしベルリン【東ベルリン】
ベルリンの東半部。第二次大戦後ソ連の管理下に置かれ、1949〜1990年ドイツ民主共和国(東ドイツ)の首都であった。
ひがしほんがんじ【東本願寺】
真宗大谷派の本山である本願寺の通称。→本願寺