肘を齧む
《「史記」呉起伝にある、衛の呉起が自分をばかにした三十余人を殺して故郷を出る時、自分の肘を噛んで、母に成功するまで帰らないと誓ったという故事から》固く誓う。また、強く決意する。
肘を食わせる
「肘鉄砲 (ひじでっぽう) を食わせる」に同じ。
肘を張る
1 肘を突っ張っていかにも強そうなようすをする。威張る。 2 気負う。意地を張る。肩肘 (かたひじ) 張る。
肘を曲げる
《「論語」述而から》肘を曲げて手枕 (てまくら) をする。また、清貧の生活を楽しむたとえ。
秘事は睫
秘事・秘伝はまつげのようなもので、案外手近なところにあるが、容易に気づかれないということ。
ひじじき【非時食】
「非時 (ひじ) 2」に同じ。
ひじぼうもん【秘事法門】
浄土真宗の異安心 (いあんじん) の一。教義を秘密裏に伝えるのでいう。善鸞 (ぜんらん) が父親鸞 (しんらん) から夜中ひそかに法門を伝授されたと称したことに発し、のち大町如道が不拝秘事を唱えてから広まった。十劫 (じっこう) 秘事・土蔵 (おくら) 秘事・隠し念仏などがある。