ひとりっこせいさく【一人っ子政策】
中国で1979年に施行された政策。急激な人口増加を緩和するため、一組の夫婦につき子供を一人に制限し、二人目からは罰金を科すもの。人口抑制の効果はみられたが、社会全体の高齢化や労働人口の減少が深刻化したため、段階的に緩和策をとりながら2015年に廃止。すべての夫婦に第二子の出産を認めた。
ひとりでに
[副]他からの力は加わっていないはずなのに、自然に。おのずから。「戸が—開いた」
ひとりてんか【一人天下】
《「ひとりでんか」とも》抑える人がだれもいなくて、自分ひとりで思うままに振る舞うこと。「姉達が家を出て末っ子の—だ」
ひとりね【独り寝】
相手がいなくてひとりだけで寝ること。
ひとりのみこみ【独り呑み込み】
「独り合点」に同じ。
ひとりのわらわ【火取りの童】
五節 (ごせち) の舞姫が参入するときに、火取り1を持って先に立つ童女。
ひとりばみ【一人食み】
1 一人だけで食うこと。〈新撰字鏡〉 2 他の助けを借りずに、一人で事をすること。転じて、独立して生計を立てること。独り立ちすること。「そもそもの水揚げより—させける白銀大臣の思ひ付き」〈浮・敗毒散・一〉
ひとりばら【一人腹】
ひとりで腹を立てること。「相手知れずの—」〈浄・鑓の権三〉
ひとりひとり【一人一人】
《「ひとりびとり」とも》 1 多くの中のそれぞれの人。めいめい。各人。副詞的にも用いる。「—の自覚が大切だ」「—診察する」 2 どちらかひとり。だれかひとり。「思ひ定めて—に逢ひ奉り給ひね」〈竹取〉
ひとりぶし【独り臥し】
「独り寝」に同じ。「いと心苦しければ、—がちにて過ぐし給ふ」〈源・明石〉