もりたあきお【盛田昭夫】
[1921〜1999]実業家。愛知の生まれ。昭和21年(1946)井深大 (いぶかまさる) とともに東京通信工業(ソニーの前身)を創立。初の国産テープレコーダーやトランジスターラジオなど、独創的な製品を次々と開発し、ソニーを世界的企業に躍進させた。著書に「『NO』と言える日本」(石原慎太郎との共著)がある。
もりたかんや【森田勘弥/守田勘弥】
《もと森田、11世から守田》森田座(守田座)の座元および歌舞伎俳優。 (12世)[1846〜1897]守田座を新富町に移して新富座と改称、演劇改革に取り組み、歌舞伎の地位向上に貢献。 (13世)[1885〜1932]12世の三男。和事 (わごと) を得意とした。大正3年(1914)文芸座を創立、新しい演劇運動にも功績を残した。 (14世)[1907〜1975]13世の甥。和事系の二枚目を本領とした。
もりたざ【森田座/守田座】
歌舞伎劇場。江戸三座の一。万治3年(1660)森田太郎兵衛が木挽町に創設。以後、代々の森田勘弥が座元を務め、安政3年(1856)守田座と改めた。明治5年(1872)猿若町から新富町に移転し、同8年に新富座と改称。
もりたしけん【森田思軒】
[1861〜1897]翻訳家・新聞記者。岡山の生まれ。本名、文蔵。報知新聞に入社。ベルヌの「十五少年」、ユゴーの「探偵ユーベル」などを翻訳・紹介。
もりたせいご【森田誠吾】
[1925〜2008]小説家。東京の生まれ。本姓、堀野。広告制作会社を経営するかたわら演劇に傾倒し、小説も執筆するようになる。東京の下町を清新な筆致で描いた「魚河岸ものがたり」で直木賞受賞。他に「曲亭馬琴遺稿」「明治人ものがたり」など。
もりたそうへい【森田草平】
[1881〜1949]小説家・翻訳家。岐阜の生まれ。本名、米松。夏目漱石の門下。小説「煤煙」「輪廻 (りんね) 」「細川ガラシヤ夫人」、翻訳「死せる魂」。
もりたまさたけ【森田正馬】
[1874〜1938]精神科医。高知の生まれ。東京慈恵会医大教授。神経症の治療法として、臥褥 (がじょく) ・作業・日記指導などによる心理療法を開発し、森田療法とよばれる。
もりたよしみつ【森田芳光】
[1950〜2011]映画監督。東京の生まれ。「の・ようなもの」を監督し、劇場映画デビュー。コメディータッチのホームドラマ、恋愛もの、サスペンスなど幅広い分野の作品を手がける。代表作「家族ゲーム」「それから」「キッチン」など。
もりたりゅう【森田流】
能の笛方の流派の一。徳川家康・秀忠、紀州侯に仕えた森田庄兵衛光吉を流祖とする。