れきししゅぎ【歴史主義】
すべての事象は歴史的生成過程にあり、価値・真理なども歴史の発展過程に現れるとする立場。
れきししょうせつ【歴史小説】
歴史上の事件や人物を素材として構成された小説。
れきしちりがく【歴史地理学】
過去のある時代の人文現象を地理学の立場から研究する人文地理学の一分野。
れきしてき【歴史的】
[形動] 1 過去にその事実が存在するさま。歴史に関するさま。史的。「—な考証を加える」「—な観点から見る」 2 遠い過去から続いているさま。また、すでに過去のものであるさま。「もはや—な存在でしかない」「—建造物」 3 歴史上、特記されるべき重要な意味のあるさま。「—な出来事」「—瞬間」
れきしてきかなづかい【歴史的仮名遣い】
語を仮名で表記する際の方式の一つ。典拠を過去の文献に求める仮名遣い。ふつう、主に平安中期以前の万葉仮名の文献に基準をおいた契沖の「和字正濫鈔」の方式によるものをいう。明治以降、「現代かなづかい(昭和21年内閣告示)」が公布されるまでは、これが公的なものとなっていた。旧仮名遣い。→現代仮名遣い
れきしてきふうどとくべつほぞんちく【歴史的風土特別保存地区】
古都保存法により規定される、都市計画法上の地域地区の一つ。歴史的風土保存区域の中でも特に重要な地区として定められる。→歴史的風土保存地区
れきしてきふうどほぞんくいき【歴史的風土保存区域】
古都保存法に基づいて指定された「古都」の歴史的風土を保存するために定められた区域。歴史上意義を有する建造物・遺跡などが周囲の自然的環境と一体をなして古都の伝統と文化を具現または形成している区域の状況が保存されている。「鎌倉市および逗子市」「京都市」「奈良市」「奈良県生駒郡斑鳩町」「天理市・橿原市および桜井市」「大津市」の6区域32地区が指定されている。→歴史的風土特別保存地区 →歴史的風土保存地区 [補説]明日香村(奈良県高市郡)については、明日香村法に基づいて「飛鳥宮跡」「石舞台」「岡寺」「高松塚」の4地区が「歴史的風土保存地区」に指定されている。
れきしてきふうどほぞんちく【歴史的風土保存地区】
明日香村法により規定される、都市計画法上の地域地区の一。大官大寺跡・飛鳥寺跡・岡寺・橘寺・高松塚古墳・石舞台古墳など歴史的風土の保存上、特に重要な区域は「第一種歴史的風土保存地区」として現状の変更が厳しく規制されている。第一種地区以外の区域は、集落や農地を含めて全域が「第二種歴史的風土保存地区」に指定され、著しい現状の変更が抑制されている。第一種および第二種歴史的風土保存地区は、いずれも古都保存法で規定される歴史的風土特別保存地区に相当する。→歴史的風土保存区域
れきしてつがく【歴史哲学】
歴史または歴史学を対象とする哲学の一部門。歴史の本質・目的・意味などについての哲学的反省、および歴史学の認識論的・方法論的研究。
れきしはけいざいがくは【歴史派経済学派】
⇒歴史学派