アルメニア北西部の古都。首都エレバンの西約20キロメートル、アララト平野に位置する。紀元前2世紀頃の古代都市バルツケサバンに起源し、その後、バガルシエ1世にちなみバガルシャパトに改称。2世紀後半から4世紀にかけてアルメニア王国の首都が置かれた。4世紀初頭に創建されたエチミアジン大聖堂をはじめ、7世紀建造の聖リプシメ教会や聖ガヤネ教会、および17世紀建造のショガカト教会などが、2000年に「エチミアジンの大聖堂と教会群及びズバルトノツの古代遺跡」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。エチミアツィン。