トリノおうきゅう【トリノ王宮】
《Palazzo Reale di Torino》イタリア北西部、ピエモンテ州の都市トリノにある宮殿。カステッロ広場に面する。16世紀末に、トリノの都市計画を進めたアスカニオ=ビトッツィの設計により建設が始まり、17世紀半ばにカルロ=モレッロにより完成した。19世紀までサボイア公国の王宮がおかれた。現在は、12世紀から18世紀までの武具を展示する博物館がある。1997年、「サボイア王家の王宮群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。パラッツォレアーレ‐ディ‐トリノ。
トリノだいせいどう【トリノ大聖堂】
《Duomo di Torino》イタリア北西部、ピエモンテ州の都市トリノにあるルネサンス様式の大聖堂。15世紀に建造。17世紀後半、バロックの建築家グエアリーノ=グアリーニの設計で建てられたサンタシンドーネ礼拝堂には、キリストの処刑後、その遺体を包んでいたとされる聖骸布 (せいがいふ) があることで広く知られる。
トリノスケール【Torino scale】
地球近傍天体が地球に衝突する確率と、衝突したときの被害の大きさを表す尺度。衝突する可能性がほぼ無く、たとえ地上へ落下してもほとんど被害がないレベル0から、衝突の可能性と予想される被害の大きさが増すに従ってレベルが上がり、衝突が確実で文明の存続が危ぶまれる地球規模の大災害となるレベル10までの11段階で表される。米国の天文学者R=ビンゼルが考案。1999年、イタリアのトリノで開催された惑星協会と国際天文学連合(IAU)の作業部会によって採択された。 [補説]これまでの最大値は、2004年にレベル4に指定された小惑星アポフィスだが、21世紀中には衝突しないとされ、レベル0に下げられた。