一道（ひとみち）とは？意味・読み方・使い方

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ひと‐みち【一道】
の解説

［名・形動ナリ］

１ただ1本の道。転じて、死出の道。
1. 「汝は—に向かひ給へ」〈記・中〉

２ある一つの事に心を向けること。また、そのさま。ひとすじ。いちず。
1. 「かにかくに物は思はじ飛騨人 (ひだひと) の打つ墨縄のただ—に」〈万・二六四八〉

［副］道中ずっと。

1. 「—下り乗りする程に」〈今昔・一九・三〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

一道の例文(19)

出典：青空文庫

･･･薄暗がりの中に据え、一道の臭気を放って、いつか土間に立ってかの杖･･･泉鏡花「政談十二社」
･･･もかけず自分の前途に一道の光明を望みえたような軽い気持になって、･･･葛西善蔵「贋物」
･･･で作って、そして殆ど一道の光明を得たかのように喜こんだ。　一先拝･･･国木田独歩「酒中日記」

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