中京(ちゅうきょう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ その夜、松の中を小提灯で送り出た、中京、名古屋の一客――畜生め色男――は、枝折戸口で別れるのに、恋々としてお藻代を強いて、東の新地――廓の待合、明保野という、すなわちお町の家まで送って来させた。お藻代は、はじめから、お町の内に馴染では・・・
泉鏡花
「古狢」
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・・・その時中京商業の大宮校長と知り合った、大宮校長は検事の訊問に答えて次のように陳述している。「……私が最初にあの女に会うたのは昨年の四月の末、覚王山の葉桜を見に行き、『寿』という料亭に上った時です。あの女はあそこの女中だったのです。その時・・・
織田作之助
「世相」
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