にまいおち【二枚落ち】
将棋で、上位者が飛車と角行を落としてさすこと。飛車角落ち。
にまいおろし【二枚下ろし】
頭を切り落とした魚を、片身を中骨 (なかぼね) つきとして二枚に切り分けること。片身おろし。
にまいがい【二枚貝】
二枚貝綱に分類される軟体動物の総称。体の左右に一対の貝殻があり、触角・目はなく、えらは弁状で二対あり、足は斧のような形をしている。アカガイ・ホタテガイ・ハマグリ・シジミなど。斧足 (おのあし・ふそく) 類。双殻類。弁鰓 (べんさい) 類。
にまいがけ【二枚掛(け)】
写真の印画紙の大きさの一。手札形とキャビネの中間で、縦12.3センチ、横9.8センチ。
にまいがさね【二枚重ね/二枚襲】
1 同じものを2枚重ねること。 2 和服で、長着 (ながぎ) 2枚を重ねて着ること。
にまいがた【二枚肩】
駕籠 (かご) を二人でかつぐこと。また、その駕籠。「—にもえ乗らいで」〈松の葉・三〉
にまいかんさつ【二枚鑑札】
1 一人の人が同時に二つの資格などをもつこと。現役の力士・行司が、同時に年寄の株をもつことなど。 2 芸者が娼妓も兼ねること。「芸者といってももちろん—だが」〈志賀・暗夜行路〉
にまいがんな【二枚鉋】
普通の刃の裏面にもう1枚の刃を合わせて、軟木や逆目でも削れるようにした鉋。
にまいかんばん【二枚看板】
1 芝居などの興行で、中心となる二人の出演者。 2 人々の注意をひいたり、人気を集めたりするのに有効な二つの物事。「減税と行革とを—とする党」
にまいぐし【二枚櫛】
2枚の櫛を結った髪の前頂に並べてさすこと。ふつう、遊女がした。