人間到る所青山あり
《幕末の僧、月性 (げっしょう) の「清狂遺稿」から》故郷ばかりが骨を埋めるべき土地ではない。大志を抱いて、郷里を出て大いに活動すべきである。→青山 (せいざん)
人間は万物の尺度である
古代ギリシャの哲学者プロタゴラスの言葉。個々の人間の知覚こそ、真理の基準であり、絶対的な真理は存在しないの意とされる。
人間万事塞翁が馬
⇒塞翁 (さいおう) が馬
にんげんえいせい【人間衛星】
人間を乗せて地球を周回する宇宙船。1961年4月にソ連が打ち上げたボストーク1号が最初で、ガガーリンが乗り、地球を1周した。
にんげんかい【人間界】
人間の住む世界。人界 (にんがい) 。
にんげんかがく【人間科学】
人間にかかわる諸事象を総合的に研究しようとする経験科学の総称。
にんげんがく【人間学】
人間の本質を哲学的に研究する学問。神や宇宙に対する人間の関係あるいは身体や精神の在り方など、人間に関する考察は古くからなされてきたが、人間学という概念は近世になってからできたもので、哲学の基礎学としての性格が強い。→人類学
にんげんがくてきしょうめい【人間学的証明】
《(フランス)preuve anthropologique》デカルトによる神の存在証明の一。人間は自分が不完全であることを完全者たる神の観念に比較して知る。しかし、この完全者の観念を不完全な存在である人間がみずから生み出すことはできないから、完全者たる神が人間のほかに存在していて人間にその観念を与えたとするもの。人性論的証明。
にんげんかんきょうせんげん【人間環境宣言】
1972年、スウェーデンのストックホルムでの国連人間環境会議で採択された宣言。前文7項と26の原則からなり、現在および将来の世代のために人間環境を保全し向上させることなどをうたっている。ストックホルム宣言。
にんげんかんけい【人間関係】
集団や組織内における人と人との関係。特に成員相互の間の心理的関係をいう。ヒューマンリレーションズ。