ほとけさま【仏様】
1 仏を敬っていう語。 2 仏像や仏壇。「—にお供えをする」 3 死んだ人。死人。
ほとけしょう【仏性】
仏のように情け深い性質。慈悲深い生まれつき。「—の人」
ほとけだおし【仏倒し】
仏像が倒れるように、直立の姿勢のままで倒れること。「大事の傷 (て) なればたまり得ず、—にかっぱと臥し」〈浄・聖徳太子〉
ほとけづくり【仏造り】
仏像を造ること。また、それを業とする人。仏工。仏師。
ほとけなぶり【仏嬲り】
道楽半分に仏事を行うこと。仏いじり。仏せせり。「世にすることなき姑 (しうとめ) の—の朝起きに」〈鶉衣・朝寝辞〉
ほとけのごき【仏の御器】
《仏に供える椀 (わん) はふつう金椀 (かなわん) であるところから》「かなわない」の意の「かなわん」にかけたしゃれ。「ここな亭主の口というたら、とっとかなはん、—ぢゃ」〈滑・浮世床・初〉
ほとけのざ【仏の座】
1 春の七草の一。タビラコのこと。《季 新年》 2 シソ科の越年草。路傍に生え、高さ約20センチ。葉は半円形で縁に浅いぎざぎざがあり、2枚が相対してつく。4、5月ごろ、葉の付け根に、筒状唇形の紫紅色の花を数個ずつつける。つぼみ状の閉鎖花もある。三階草 (さんがいぐさ) 。かすみそう。
ほとけのしょうがつ【仏の正月】
正月の三が日を避けて、仏壇に雑煮を供え、または墓参りをすること。正月16日または18日ごろにする地方が多いが、四国地方では、新仏 (にいぼとけ) の正月として12月初めの辰 (たつ) ・巳 (み) あるいは巳 (み) ・午 (うま) の日に行い、辰巳正月・巳正月・巳午正月などともいう。《季 新年》
ほとけまつり【仏祭(り)】
仏を供養すること。仏事。法会。
ほとけばし【仏箸】
⇒立て箸