さとうじゅんや【佐藤純弥】
[1932〜2019]映画監督。東京の生まれ。「陸軍残虐物語」で監督デビュー。社会派の名手として評価を得る一方で、パニック映画やアクション映画でも人気を集める。段吉順 (トアンチーシュン) との共同監督作品「未完の対局」がモントリオール世界映画祭の最優秀作品賞を受賞。他に「新幹線大爆破」「人間の証明」「敦煌 (とんこう) 」など。
さとうじょうじつ【佐藤誠実】
[1839〜1908]国学者。江戸の生まれ。「古事類苑」編纂 (へんさん) に従事。著「日本教育史」など。
さとうそうのすけ【佐藤惣之助】
[1890〜1942]詩人。神奈川の生まれ。詩・俳句のほか、民謡や歌謡曲の作詞もした。詩集「正義の兜」「琉球諸島風物詩集」など。
さとうただのぶ【佐藤忠信】
[1161〜1186]平安末期の武士。源義経の四天王の一人。継信の弟。義経が吉野山で山僧に攻められたとき、身代わりとなって奮戦。翌年、京都で敵に囲まれて自刃。
さとうつぐのぶ【佐藤継信】
[1158〜1185]平安末期の武士。源義経の四天王の一人。屋島の戦いで義経の身代わりとなり、平教経 (たいらののりつね) の矢で射られて戦死。
さとうとくじ【佐藤得二】
[1899〜1970]哲学者・小説家。岩手の生まれ。京城帝大予科、一高の教授を歴任した後、文部省に入省。昭和38年(1963)、64歳のときに「女のいくさ」で直木賞を受賞し、話題を集める。
さとうなおかた【佐藤直方】
[1650〜1719]江戸中期の儒学者。備後の人。山崎闇斎 (やまざきあんさい) に師事。崎門三傑の一人と称されたが、朱子学の純一性を主張し、垂加神道を唱えた師のもとを去った。著「四書便講」など。
さとうのぶひろ【佐藤信淵】
[1769〜1850]江戸後期の経済学者。出羽の人。字 (あざな) は元海。宇田川玄随・平田篤胤 (ひらたあつたね) らに師事。その学問は農政・物産・海防・兵学・天文・国学など広範に及んだ。著「経済要録」「農政本論」など。
さとうはちろう【サトウハチロー】
[1903〜1973]詩人。東京の生まれ。本名、佐藤八郎。紅緑の長男。愛子は異母妹に当たる。詩人として出発し、童謡・歌謡曲の作詞家としても活躍。詩集「爪色の雨」「おかあさん」など。
さとうはるお【佐藤春夫】
[1892〜1964]詩人・小説家。和歌山の生まれ。生田長江・与謝野寛らに師事。初め「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。文化勲章受章。詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「都会の憂鬱」「晶子曼陀羅」など。