連語《代名詞「なに」+格助詞「と」》ほかにも同種類のものがあるという意を表す。助詞的に用いられる。など。
    1. 「これかれ酒—持て追ひ来て」〈土佐

[副]
  1. どんなふうに。どのように。

    1. 「さても維盛卿の子息は—候ふやらん」〈平家・一二〉

  1. なぜ。どうして。

    1. 「—かく思ひも分かでしのぶらん過ぎにし方も同じ憂き世を」〈新後撰・雑下〉

[感]
  1. 問い返すときに用いる。なんだって。

    1. 「『兄弟の者の細首を、ただ一討ちに討ち落としたると申し候』『えい—、—』」〈謡・烏帽子折

  1. 相談質問などを相手にもちかけるときに用いる。どうだ。ところで。

    1. 「—、酒は売れまらするか」〈虎明狂・伯母が酒

出典:青空文庫

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