びぜんくらげ【備前水母】
ハチクラゲ綱ビゼンクラゲ科の腔腸 (こうちょう) 動物。傘は半球形で直径50センチにもなり、厚くて硬く、青藍色。口腕は8本ある。瀬戸内海・九州・朝鮮半島に分布。食塩などに漬け、乾燥させたものは中国料理の材料となる。
びぜんし【備前市】
⇒備前
びぜんぞり【備前反り】
《備前で作られた刀に多いところから》腰反 (こしぞ) りのこと。
びぜんもの【備前物】
備前の刀工が鍛えた刀の総称。平安時代には古備前派、鎌倉時代に一文字派・長船 (おさふね) 派、室町時代以後は長船派が栄えた。備前作り。
びぜんやき【備前焼】
備前から産する陶器。多く無釉 (むゆう) で、火襷 (ひだすき) などを特色とする。古代の須恵器が起源とされ、桃山時代から江戸中期に隆盛。桃山以前のものを古備前、江戸以降のものを伊部 (いんべ) 焼ともいう。
びぜんのくに【備前国】
⇒備前