ゆうせいがく【優生学】
人類の遺伝的素質を向上させ、劣悪な遺伝的素質を排除することを目的とした学問。1883年、英国のF=ゴルトンが提唱。ユージェニックス。
ゆうせいしゅじゅつ【優生手術】
生殖腺を除去することなしに、生殖を不能にする手術。優生保護法に基づいて行われた。精管や卵管の結紮 (けっさつ) などの方法を用いる。断種。
ゆうせいほごほう【優生保護法】
優生学上の見地から不良な子孫の出生を防止し、母体の健康を保護することを目的として、優生手術・人工妊娠中絶・受胎調節の実地指導などについて規定していた法律。昭和23年(1948)施行、平成8年(1996)に優生思想に基づく部分を削除した「母体保護法」に改正・改題。→母体保護法
出典:gooニュース
旧優生保護法被害者との面会と謝罪 愛知知事「検討したい」
旧法下で各都道府県は優生保護審査会を設置し、個別の障害者らに対する不妊手術の適否を認定するなど、人権侵害の一端を担った。愛知県は優生思想に基づく「よい子を産み、よい子を育てる」運動も展開した。 大村知事は21日の会見で「法律の枠組みの中で決められたことだったが、強制不妊手術の一端を担ったことは事実。心からおわびを申し上げたい」と再度陳謝した。
旧優生保護被害救済「主体関与を」 弁護団要望、宮城県は慎重な考え
旧優生保護法下で不妊手術を強いられた人らが対象となる「補償金支給法」が施行された17日、被害者の弁護団が宮城県に対し、被害者へ個別に通知し、補償を主体的に進めるよう求めた。だが、県は進め方を慎重に検討する考えで、今後、補償が進むのかどうかは見通せない状況だ。 「宮城は全国でも被害が多い県。
石破首相、旧優生保護法の被害者に「政府の責任は極めて重大」と謝罪…補償金の請求申請始まる
石破首相は17日、首相官邸で旧優生保護法に基づく強制不妊手術を受けた被害者らと面会し、「政府の責任は極めて重大だ。あってはならない人権侵害を二度と起こしてはならない」と謝罪した。17日に施行された被害者救済法に基づき、被害者らは着実な補償の実施などを求める要請書を首相に提出した。 被害者救済法は、昨年7月の最高裁による憲法違反判決を受け、同10月に議員立法で成立した。
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