かそくどびょう【加速度病】
乗り物の動揺や加速度によって起こる病的状態。乗り物酔い。
かそくにゅうぼうぶぶんしょうしゃほう【加速乳房部分照射法】
乳癌 (にゅうがん) の乳房温存手術後、放射線治療で、腫瘍を取った空洞部分に線源を挿入し、周辺部に集中的にやや強い放射線を短時間照射する治療法。APBI(Accelerated Partial Breast Irradiation)。
かそくポンプ【加速ポンプ】
内燃機関の気化器の付属品で、燃料を急速に噴出させるポンプ。急激な加速運転をするとき、燃料補給が不足しないよう作動させる。
かそくどうんどう【加速度運動】
力が作用しているときの物体の運動。速度が時間とともに変化し、単位時間当たりの速度の変化率が加速度で表される。加速度一定の運動の場合、等加速度運動という。重力による自由落下運動、万有引力による惑星や衛星の楕円運動、クーロン力を受けた荷電粒子の運動などがある。
かそくきくどうシステム【加速器駆動システム】
⇒加速器駆動未臨界炉
かそくきくどうみりんかいろ【加速器駆動未臨界炉】
加速器によって加速した高エネルギーの陽子を鉛ビスマスなどの標的に照射して核破砕反応を起こし、それによって発生する中性子を利用して、原子炉を未臨界の状態に保ったまま、核分裂反応を維持するシステム。これによって、使用済み核燃料に含まれるマイナーアクチノイドなど半減期の長い核種を核変換し、毒性を軽減させる技術の研究が進められている。ADSR(acelerator driven subcritical reactor)。加速器駆動システム(ADS:accelerator driven system)。
かそくどけい【加速度系】
⇒加速系
かそくしゅぎ【加速主義】
《accelerationism》 資本主義に由来する諸問題を克服するには、むしろ資本主義のプロセスを推し進め、資本主義の持つ国家や因習などを解体する作用に期待すべきとする思想。 [補説]自由貿易による資本の蓄積がプロレタリアートによる反乱を招き、社会主義の実現につながると期待したマルクスに、加速主義の萌芽が見られるといわれる。