右から左
受け取った金品を、すぐまた他の人に渡して、手元にとどめおかないこと。「給料をもらっても—へなくなってしまう」 [補説]ふつう、「左から右」と言うことはない。
右と言えば左
人の言うことにすべて反対すること。
右に出る
その人以上にすぐれている。「囲碁なら彼の—者はいない」
右に出る者がない
《古代中国で、右を上席にしたところから》その人よりもすぐれた人がいない。
右の耳から左の耳
右の耳から入ったことが左の耳からすぐ抜けていく。聞いたことを片っ端から忘れてしまうことのたとえ。籠耳 (かごみみ) 。 [補説]ふつう、「左の耳から右の耳」と言うことはない。
右は京道左は伊勢道
右は京都へ通じる東海道、左は伊勢の参宮道。関の追分 (おいわけ) が分岐点であるところから、初めはわずかな違いでも、後には非常に大きな差になることのたとえ。
右へ倣え
1 自分の右手にいる者にならえ。横隊の列などを整列させるときの号令。 2 最初に行った人のまねをしたり追随したりすること。特に、無批判にそうする場合をいうことが多い。「部長に—してゴルフを始めた」 [補説]「右へ習え」と書くのは誤り。
右も左も分からない
1 その土地の地理がまったくわからない。 2 その分野についてまったく知識がない。また、物事を理解する力がない。
右向け右
からだを回転させて、右に向きを変えさえる号令。
みぎハンドル【右ハンドル】
ハンドルが右側の前部座席にあること。また、その自動車。右ハンドル車。 [補説]俗に、日本で製造された車(国産車)をさしていうが、逆輸入車については左ハンドルの場合もある。→左ハンドル →対面交通[補説]