しほうぬき【四方貫】
四方差しの一。柱の四方に同じ大きさの貫を通す方法。
しほうはい【四方拝】
《近世は「しほうばい」とも》1月1日の早朝に行われる皇室祭祀 (さいし) 。天皇が清涼殿の東庭に出て、属星 (ぞくしょう) ・天地四方・山陵を拝し、五穀豊穣・天下太平を祈る。明治以降は神嘉殿で、皇大神宮・豊受大神宮・四方の神々を拝することに改められた。《季 新年》「—果ててや木々に風渡る/鳴雪」
しほうはっぽう【四方八方】
あらゆる方面。「うわさが—に広がる」
しほうびき【四方引き】
⇒四壁引 (しへきび) き
しほうべに【四方紅】
鏡餅をのせる色紙で、四方を紅で縁取ったもの。天地四方を拝して災いを払い、一年の繁栄を祈願するものとされる。 [補説]ない場合は、奉書紙で代用する。
しほうころび【四方転び】
四隅の柱を、上方でやや中心方向に傾けた形。東屋 (あずまや) の柱や椅子の脚などに用いられる。