坑木(こうぼく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・親爺は六番坑で竪坑から落ちて来た坑木に脚をやられた。そして、三本脚の松ツァンと呼ばれる不具者になってしまった。「俺ら、トロ押せねえだ。」市三は、坑内へおりて来るまで、自分の細い腕を危ぶんだ。「……。」親爺は、燻った四畳半で、足のない・・・
黒島伝治
「土鼠と落盤」
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・・・嘉吉は鉱山の坑木の係りではもう頭株だった。それに前は小林区の現場監督もしていたので木のことではいちばん明るかった。そして冬撰鉱へ来ていたこの村の娘のおみちと出来てからとうとうその一本調子で親たちを納得させておみちを貰ってしまった。親たちは鉱・・・
宮沢賢治
「十六日」
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