てんぐのまさかり【天狗の鉞】
「雷斧 (らいふ) 」に同じ。
てんぐのむぎめし【天狗の麦飯】
緑藻の一種。日本特産で、富士山など火山性の高山の地表に生える。灰褐色のゼラチン質に富む塊状をなし、冬に繁殖。これを食べて修験者が飢えをしのいだといわれる。飯砂 (めしずな) 。
てんぐのめしがい【天狗の飯匙】
テングノメシガイ科のキノコ。秋、林内の地上に生え、しゃもじ形をし、高さ6〜8センチ。全体を微細な黒い針状の毛が覆う。
てんぐはいかい【天狗俳諧】
俳諧で、上5字・中7字・下5字を三人がそれぞれ無関係に作り、それを組み合わせて1句とし、偶然に句意が通ったりおかしな句ができたりするのを楽しむ遊び。
てんぐばなし【天狗咄】
1 天狗にまつわる怪異な現象などを主題にしたはなし。 2 自慢ばなし。「—に花を咲かせる」
てんぐもの【天狗物】
能で、天狗をシテとする曲。「善界 (ぜがい) 」「車僧 (くるまぞう) 」「大会 (だいえ) 」など。
てんぐれん【天狗連】
その道の達人であると、うぬぼれている連中。