あさかごんさい【安積艮斎】
[1791〜1861]江戸後期の儒学者。別号、見山楼。岩代 (いわしろ) の人。佐藤一斎・林述斎に学び、のち昌平黌 (しょうへいこう) 教授。著「艮斎文略」「見山楼詩集」など。
あさかそすい【安積疎水】
福島県、郡山盆地を灌漑 (かんがい) するための用水路。明治15年(1882)通水。新水路は昭和26年(1951)完成。ともに猪苗代 (いなわしろ) 湖から取水し、阿武隈 (あぶくま) 川に注ぐ。
あさかたんぱく【安積澹泊】
[1656〜1738]江戸中期の儒学者。名は覚 (さとる) 。水戸藩士。彰考館総裁として「大日本史」の編纂 (へんさん) に従事。主著「大日本史賛藪 (さんそう) 」。
あさかのぬま【安積の沼/浅香の沼】
安積山の麓にあったといわれる沼。[歌枕]「野辺はいまだ—にかる草のかつみるままに茂る頃かな」〈新古今・夏〉
あさかやま【安積山/浅香山】
福島県郡山市日和田にある山。葛城王 (かずらきのおおきみ) と采女 (うねめ) との伝説で知られる。同市片平の額取 (ひたとり) 山とする説もある。[歌枕]「—影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾が思はなくに」〈万・三八〇七〉