かんぜんへき【完全癖】
どこまでも完全性を求めて妥協できずに、結局挫折や自責の念にとらわれる心的傾向。
かんぜんへんこう【完全偏光】
直線偏光、回転偏光などの純粋な偏光。自然光を含む部分偏光に対していう。
かんぜんへんたい【完全変態】
昆虫が卵・幼生のほかにさなぎの段階を経てから成虫になること。チョウなどにみられる。→不完全変態
かんぜんむけつ【完全無欠】
[名・形動]欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。また、そのさま。「—な人格者」
かんぜんよう【完全葉】
托葉 (たくよう) ・葉柄 (ようへい) ・葉身 (ようしん) の三つを備える葉。桜などにみられる。→不完全葉
かんぜんりっぽう【完全立方】
ある整数または整式の立方になっている整数または整式。23になっている8や(x−1)3になっているx3−3x2+3x−1など。
かんぜんりゅうたい【完全流体】
粘性のまったくない仮想的な流体。ベルヌーイの定理が成り立つ。理想流体。非粘性流体。
かんぜんだんせいしょうとつ【完全弾性衝突】
⇒弾性衝突
かんぜんぼにゅう【完全母乳】
母乳以外の栄養・水分を与えずに新生児・乳児を育てること。→混合栄養 →人工栄養 [補説]母乳には乳児の発育に必要な栄養成分や免疫物質が含まれていることや、授乳が母子間の安定した情緒的関係の形成に役立つとされることから、世界保健機関(WHO)・ユニセフなどの国際機関や多くの国の政府が、生後4〜6か月までの完全母乳育児を推奨している。しかし、母乳だけでは糖分・水分が不足し、乳児が低血糖症や高ナトリウム血症性脱水を起こす事例も報告されている。
かんぜんぼにゅうえいようじ【完全母乳栄養児】
⇒母乳栄養児