みやべきんご【宮部金吾】
[1860〜1951]植物学者。江戸の生まれ。北大教授。北海道・千島・樺太(サハリン)の植物を調査・研究して、得撫 (うるっぷ) ・択捉 (えとろふ) 両島間に植物分布の境界線が引けることを発見、のち宮部線と命名された。文化勲章受章。著「千島列島植物誌」など。
みやべていぞう【宮部鼎蔵】
[1820〜1864]幕末の尊攘派志士。肥後の人。吉田松陰の東北遊行に同行。京都にて討幕運動に活躍するが、池田屋で新撰組に襲われて自刃。
みやべみゆき【宮部みゆき】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、矢部。親しみやすい文体、身近な設定、巧みなストーリー展開で、推理・ミステリー・SF・時代小説など多彩な分野の作品を執筆。「理由」で直木賞、「模倣犯」で芸術選奨など、多数の文学賞を受賞している。他に「火車」「名もなき毒」「本所深川ふしぎ草紙」など。