こぼりあんぬ【小堀杏奴】
[1909〜1998]随筆家・小説家。東京の生まれ。森鴎外の次女、茉莉の妹。画家小堀四郎の妻。著作に、父鴎外の思い出を描いた「晩年の父」のほか、小説「春のかぎり」など。
こぼりえんしゅう【小堀遠州】
[1579〜1647]江戸初期の茶人・造園家。遠州流茶道の祖。近江 (おうみ) の人。名は政一。号、宗甫・孤篷 (こほう) 庵。遠江守 (とおとうみのかみ) 。豊臣秀吉、徳川家康・秀忠らに仕え、作事奉行を務め、建築・造園に才能を現した。茶道を古田織部に学び、和歌・書・茶器鑑定にもすぐれ、陶芸も指導した。
こぼりともと【小堀鞆音】
[1864〜1931]日本画家。栃木の生まれ。旧姓、須藤。本名、桂三郎。日本美術院創立に参加。大和絵の伝統を守り、歴史画・人物画をよくした。
こぼりりゅう【小堀流】
日本泳法の流派の一。享保(1716〜1736)のころ、熊本藩士村岡伊太夫政文が創始、その子小堀常春が完成。基本泳法は平泳ぎで、立ち泳ぎが特徴。