しょうすういけん【少数意見】
1 合議体の評決もしくは表決で多数を占め得なかった意見。 2 最高裁判所の裁判の評議において、多数を占めなかった裁判官の意見。→多数意見
しょうすうかぶぬしけん【少数株主権】
一人または複数の株主の持株数を合算して、発行済株式総数の一定割合または一定数以上の株式を保有することを要件として行使できる株主権。多数派株主の専横を制し、少数株主の利益を保護するために認められている。株主総会招集請求権、取締役・監査役・清算人の解任請求権、会計帳簿閲覧権など。
しょうすうかぶぬしもちぶん【少数株主持(ち)分】
連結子会社の純資産のうち、親会社以外の少数株主が所有する部分のこと。連結財務諸表で使用される勘定科目の一つ。
しょうすうせいえい【少数精鋭】
人数は少ないが、すぐれた者だけをそろえること。「—主義」
しょうすうだいひょうせい【少数代表制】
多数派による議席独占を防止して、少数派にもある程度の議席を得させることを目的とする選挙制度。定数の範囲内であれば、得票数の少ない候補者も選出される可能性が高くなる。定数よりも少ない人数の候補者名を記入させるなどの方式がある。⇔多数代表制。
しょうすうとう【少数党】
議会で、議席の少ない政党。
しょうすうは【少数派】
属する人数の少ないほうの派。「煙草を吸う人の方が—になった」⇔多数派。
しょうすうみんぞく【少数民族】
複数の民族によって構成される国家の中で、相対的に人口が少ない民族。多くの場合、多数派民族とは文化・言語・宗教を異にするため、偏見と差別の対象となりやすい。
しょうすうよとう【少数与党】
議院内閣制をとる国で、政権を担う与党が議会の過半数の議席を獲得していない状態。
しょうすうのほうそく【少数の法則】
確率論の基本法則の一。まれに起こる事象の頻度がポアソン分布に従うという法則。ポアソンの少数の法則。