山鳴り(やまなり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・と叫び出して山手へと進んだ。山鳴り谷答えて、いずくにか潜んでいる悪魔でも唱い返したように、「我は官軍我敵は」という歌の声は、笛吹川の水音にも紛れずに聞えた。 それから源三はいよいよ分り難い山また山の中に入って行ったが、さすがは山里で人と・・・
幸田露伴
「雁坂越」
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・・・あとは、山鳴りが比較的静まった。すると地面の下の方で、「おおおい」と呼ぶ声がする。 碌さんは両手を、耳の後ろに宛てた。「おおおい」 たしかに呼んでいる。不思議な事にその声が妙に足の下から湧いて出る。「おおおい」 碌さ・・・
夏目漱石
「二百十日」
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