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とくとみそほう【徳富蘇峰】
[1863〜1957]評論家。熊本の生まれ。本名、猪一郎。蘆花の兄。同志社中退後、自由民権運動に参加。のち民友社を設立、「国民之友」「国民新聞」を発刊し、平民主義を主張。日清戦争後は政府と結び、国家主義の鼓吹者となった。著「近世日本国民史」など。
とくとみろか【徳冨蘆花】
[1868〜1927]小説家。熊本の生まれ。本名、徳富健次郎。蘇峰の弟。同志社中退後、民友社の記者となり、小説「不如帰」、随筆小品集「自然と人生」を発表して作家的地位を確立。のちトルストイに心酔、晩年はキリスト者として求道的生涯を送った。他に「思出の記」「みみずのたはこと」「黒潮」「富士」など。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
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