心積(も)り(こころづもり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・予め心積りをしていた払いの外に紺屋や、樋直し、按摩賃、市公の日傭賃などが、だいぶいった。病気のせいで彼はよく肩が凝った。で、しょっちゅう按摩を呼んでいた。年末にツケを見ると、それだけでも、かなり嵩ばっていた。それに正月の用意もしなければなら・・・
黒島伝治
「窃む女」
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・・・裁判長は白い髯を噛みながら、「本当にやめる心積りか?」と訊きかえした。「そうです、考えるところがあって……。」山崎は頭を伏せたまゝブツ/\と云った。今まで眼をみはり首をのばしてきいていた山崎のお母さんはガクリと首を胸の前に落してしまった。そ・・・
小林多喜二
「母たち」
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