怒り心頭に発する
激しく怒る。 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「怒り心頭に発する」を使う人が23.6パーセント、本来の言い方ではない「怒り心頭に達する」を使う人が67.1パーセントという逆転した結果が出ている。
怒りを遷す
《「論語」雍也 (ようや) から》腹を立てて、関係のないものにまで当たり散らす。やつあたりする。「母が父にも—・して慳貪 (けんどん) に口をきいたことをも思い出し」〈独歩・酒中日記〉
いかりがた【怒り肩】
角張った肩。⇔なで肩。
いかりげ【怒り毛】
獣が怒るときに逆立てる毛。「頭の髪、…獅子の—の如く巻きて」〈太平記・二八〉
いかりづめ【怒り爪】
獣が怒ったり、敵や獲物に襲いかかろうとしたりするときにむき出す爪。「怒り毛、怒り斑 (ふ) 、—、千里も駈けん勢ひなり」〈浄・反魂香〉
いかりのひ【怒りの日】
《(ラテン)Dies Irae》 1 最後の審判の日のこと。 2 カトリック教会で、レクイエム(死者のためのミサ)に用いられた続唱。最後の審判の日に向けた祈りで、「怒りの日」の句で始まる。
いかりばな【怒り鼻】
小鼻が横に広がっている形の鼻。