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辞書
⇒けそう(懸想)
出典:デジタル大辞泉(小学館)
けそうびと【懸想人】
思いをかけている人。恋をしている人。「我等をば—の数にも入れざなるこそからけれ」〈宇津保・嵯峨院〉
けそうぶみ【懸想文】
1 懸想の気持ちをつづった手紙。恋文。艶書 (えんしょ) 。 2 江戸時代、正月に、京都などで懸想文売りが売り歩いたお札。恋文に似せて縁起を祝う文が書いてある。これを買うと良縁が得られるとされた。
けそうぶみうり【懸想文売り】
懸想文 (けそうぶみ) 2を売り歩いたこと。また、その人。赤い着物に赤い袴 (はかま) で、立烏帽子 (たてえぼし) をつけ、白い覆面をしていた。《季 新年》
出典:青空文庫
・・・一人娘の兼と云う女に懸想をした。兼は勿論この下男の恋慕の心などは・・・ 芥川竜之介「じゅりあの・吉助」
・・・て、とある武士の妻に懸想なし、頑にしょうじ着きて離るべくもな・・・ 泉鏡花「妖僧記」
・・・……実は僕、或少女に懸想したことがあります」と岡本は真面目で語り・・・ 国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」
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懸想ず
懸想立つ
懸想ばむ
懸想ぶ
化生
化粧
顕証
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