ところどころ【所所/処処】
1 あちらこちら。あちこち。「—に支店をつくる」「—誤りのある文章」 2 「人々」の敬称。かたがた。「ここかしこにうち忍びて通ひ給ふ—は」〈源・葵〉
ところならわし【所習はし】
その土地の風習。「頭つきは—にして後ろ下がりに髪先短く」〈浮・五人女・五〉
ところのしゅう【所の衆】
平安時代、蔵人所 (くろうどどころ) に属して雑事をつとめた者。六位の者の中から選ぶ。衆。
ところのもの【所の物】
その土地の産物。
ところばらい【所払い】
江戸時代の刑罰の一。居住の町村から追放し、立ち入りを禁止するもの。所構え。
ところばんち【所番地】
居住地などの地名と番地。
ところまだら【所斑】
[名・形動] 1 所々まだらでむらのあること。また、そのさま。「貧相な顔に—な厚化粧をして」〈志賀・真鶴〉 2 所々を省略すること。また、そのさま。「—に言ひきかせければ」〈咄・醒睡笑・五〉