打(ち)上げる/打(ち)揚げる(うちあげる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・文学趣味のある彼女は豹一の真赤に染められた頬を見て、この少年は私の反撥心を憎悪に進む一歩手前で喰い止めるために、しばしば可愛い花火を打ち上げると思った。なお、この少年は私を愛していると己惚れた。それをこの少年から告白させるのはおもしろいと思・・・
織田作之助
「雨」
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・・・ いちばん大きな筒から打上げる花火は、いちばん面白いものでなければならない、という理窟はどこからも出て来ない訳であった。それでも、なんだか少し欺されたような気がしたのは、存外自分ばかりではないだろうと思った。 そして、自分はこれまで・・・
寺田寅彦
「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
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